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ハイエースの運転

2019/10/30

ひょんなことから愛車をハイエースに乗り換えました。私は乗用車歴が長かったので、ハイエースに乗り換えたばかりの頃は運転が不安でした。ハイエースに慣れるまでは初心者に戻ったつもりで無理をせず慎重な運転を心がけました。

まずは初心に戻るべし

乗用車をまったく運転したことない方でも、教習所で少し練習するだけで運転できるようになります。乗用車を運転できるようになった方なら、ハイエースだって運転できないはずがありません。

ハイエースに限らず色んなタイプの車に乗ることで、運転技術の引き出しが増え、車を乗り換えた時や、他人の車を借りた時に、戸惑う可能性を減らせると思います。

ハイエース運転のコツ

ハイエースの全長

ハイエースは運転席からリアウインドウが遠いため、乗用車よりも大きく感じます。しかし、意外にもハイエースの全長は乗用車と大差ありません

ハイエースと乗用車の一番大きな違いは運転席の位置です。乗用車の運転席は前輪と後輪の間にありますが、ハイエースの運転席は前輪の上にあります。

例えば、前輪を停止線に合わせて停車する場合、乗用車では運転席が停止線の手前になりますが、ハイエースだと運転席が停止線の真上になります。ハイエースで運転席が停止線の手前になるような停まりかたをすると前輪が停止線に届きません。

運転のコツは運転席からの見え方の違いに惑わされて操作を誤らないことです。

曲がる時:常に大回りのイメージを持つ

ハイエースは乗用車よりも運転席が前にあるので、旋回中は、縁石から運転席までの距離が乗用車よりも遠くなります。ハイエースに慣れるまでは、乗用車よりも大回りするイメージでハンドルを操作しないとタイヤが縁石に当たってしまいます。

ハイエースの内輪差

駐車の時:なるべく車庫入れが楽な場所を探す

出るのも入るのも前進だけですむ場所や、2台分以上連続して空いている場所に駐車します。また、ぶつけられないようにいちばん端や角になる場所は避けます。

前進入庫:前をギリギリまで使う

ハイエースの前進入庫でありがちなミス

ハイエースに慣れないうちは、隣の乗用車と運転席の位置を合わせて駐車する癖が抜けず、自分だけ後方に下がってしまうことがよくありました。

ハイエースのサイドアンダーミラー(ガッツミラー)

そこで、サイドアンダーミラー(ガッツミラー)を確認して、前方の間隔を詰めるようにします。

後進入庫:バックガイドモニターを利用する

バックモニターがあれば、バックモニターがない乗用車よりも死角が少なくなるので、後進が苦になりません。純正バックガイドモニターは純正ナビの画面にハンドルの舵角と連動する予想進路をガイドラインとして表示することができます。

HDDナビゲーションシステム(NHZT-W58G) バックガイドモニター その1

シフトレバーをバックに入れたら、ナビ画面に黄色で表示されるガイドラインを参考にしてハンドルの角度を決めます。

HDDナビゲーションシステム(NHZT-W58G) バックガイドモニターその2

次に、サイドミラーで隣の車と接触しないことを確認しながら後退します。ハンドルを中立に戻し、ナビ画面に赤色で表示される自車位置を参考にして後方を詰めていきます。

バックモニターを装備していない中古車を購入した場合でも、カーナビのモニターに後付けタイプのバックカメラを接続することでバックモニター化することが可能です。

空荷の時:スピードは控えめに

リアが跳ねやすいので、路面の凹凸や傾きに注意します。

止まる時:減速は早めに

車体が重いので、無理は禁物です。私はトラックの後ろをのんびり走ることが多いです。車間を開けていてもあまり割り込まれずにすむからです。

ハイエースの長所

乗用車とハイエースでは長所と短所が裏返しです。乗用車と比べた場合の欠点がハイエースの魅力に他なりません。

乗用車よりも運転席に上るのが大変

そのぶん、視線が高いので運転がしやすいです。さらに、乗用車と違って運転席が車体の前方にあるので一時停止等での安全確認がものすごく楽です。

車体が大きい、真冬にリアヒーターオフだと背中が寒い

積載能力が高いので、スキー板のように長い荷物も車内に積むことができます。乗用車のルーフキャリアに積んだ場合のように、雨や盗難を気にする必要がなくなります。

車内が広いので、車中泊でも身体を伸ばして寝られます。

運転席からリアウインドウが遠いおかげで、後続車に車間を詰められても、あまり気になりません。

フロントシートはウォークスルーなので、交通が多い道路では助手席側からの乗り降りもできます。

乗用車よりも遅い

ゆっくりした運転になり、スピード違反の切符をいただく可能性が減りました。

まとめ

最初はハイエースのカタチにやや戸惑ったものの、車両感覚さえつかめばどうということはありません。ハイエースに慣れた今となっては、むしろ乗用車の方が運転しづらいと感じるぐらいです。

ハイエースの運転に慣れるにしたがって、カスタム欲がふつふつと湧いてきました。

⇒ハイエースの社外オプション

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