ハイエースにドライブレコーダーを取り付けました。ドライブレコーダーは万一の事故に対する備えとして有効です。
ドライブレコーダーの利点
ドライブレコーダーがあれば万一事故に遭った場合の状況を記録できます。運転中の風景やルートを記録することもできます。後続車に対してステッカーでドライブレコーダー搭載をアピールすることで、煽り運転の抑止が期待できます。
ドライブレコーダーを選ぶ際のポイント
ドライブレコーダーにはいろいろなタイプの製品があります。私は、前後2カメラ/フロントカメラ分離型/ルームミラー型の製品を選びました。
カメラの数
ドライブレコーダーのカメラの数は、1カメラから3カメラの製品があります。最低でも前後2カメラは欲しいところです。360度カメラの製品なら側面の撮影も可能になります。
- 1カメラ:前のみを撮影
- 2カメラ:前と後を撮影
- 3カメラ:前と後と室内を撮影
- 360度カメラ:全方位を撮影
フロントカメラの違い
ドライブレコーダーのフロントカメラは、一体型と分離型の製品があります。一体型は、取り付けが容易なのが利点です。ただし、本体を動かすとフロントカメラの画角まで変わってしまうので、運転者が交代した時などは注意が必要です。分離型は、フロントカメラの画角を自由に調整することができ、本体を動かしてもフロントカメラの画角が変わらないのが利点です。
- 一体型:本体にフロントカメラを内蔵
- 分離型:本体とフロントカメラが分離
本体の違い
ドライブレコーダーの本体は、フロントガラス設置型とルームミラー型の製品があります。フロントガラス設置型は、ルームミラーをそのまま使えるのが利点です。ただし、フロントガラスの視界を妨げないようサイズに制約があるので、液晶モニターも小さめになります。ルームミラー型は、ルームミラー周辺がごちゃつかないのが利点です。ただし、後方の見え方が通常のルームミラー(鏡)とは異なるので少々慣れが必要です。
- フロントガラス設置型:フロントガラスに取り付けて使用
- ルームミラー型:ルームミラーに取り付けて使用
ドライブレコーダーの仕様
ドライブレコーダー本体
私は通販で KENWOOD の DRV-EM4800 を購入しました。
- メーカー:KENWOOD
- 品名:デジタルルームミラー型ドライブレコーダー
- 品番:DRV-EM4800
- 本体タイプ:ルームミラー型
- カメラタイプ:前後2カメラ(前方・後方撮影)
- 液晶サイズ:12V型(フルカラータッチパネルIPS液晶)
- 録画機能:常時録画、イベント記録、音声コマンド・手動録画、駐車監視録画(オプション)
- 対応メディア:microSDカード(32GB~128GB)
- 記録解像度:1920×1080(動画最大約207万画素)<フロントカメラ/リアカメラ>
- 主な特長
- 視界広がる。 大画面12V型IPS液晶搭載。
- 手軽にモニター表示の切替可能(デジタル画像/鏡)。
- 後方車との距離感の不安を軽減できる「表示画角調整機能」搭載
- バック駐車をサポート(リバース連動)、リアカメラ「画角自動下降機能」搭載
- 使いやすいタッチパネル式操作
- 取り付け位置の自由度を高める、セパレート式フロントカメラを採用。
- 前方+後方同時録画。
- 斜め後方の車両などを検知する「斜め後方障害物警告」搭載。
- 安心・安全のドライブをサポートする「充実した運転支援機能」。
- 購入店:インターネット通販
- 購入年月:2024年3月
- 購入価格(税込、送料込):42,800円
電源ケーブル
当て逃げや車上荒らしに遭った場合に備えて、オプションの駐車監視用電源ケーブル CA-DR550 も購入しました。
- メーカー:KENWOOD
- 品名:駐車監視用電源ケーブル
- 品番:CA-DR550
- 対応機種:DRV-EM4800、DRV-EM4700、DRV-EM3700
- 購入店:インターネット通販
- 購入年月:2024年3月
- 購入価格(税込、送料込):6,600円
マイクロ SD カード
マイクロSD カードは DRV-EM4800 が対応可能な最大容量の 128GB の製品を購入しました。しかし、相性問題に翻弄されました。最初に購入した KIOXIA の KMU-A128G は 3ヶ月でエラーが発生しました。次に購入した Transcend の TS128GUSD350Vも数週間でエラーが発生しました。SanDisk の SDSQXCD-128G-GN6MA に買い替えたところ動作が安定しました。

- メーカー:SanDisk(サンディスク)
- シリーズ:Extreme Pro
- 容量:128GB
- 品番:SDSQXCD-128G-GN6MA
- 購入店:インターネット通販
- 購入年月:2024年8月
- 購入価格(税込、送料込):2,280円
ドライブレコーダーの取り付けに必要な工具
ドライブレコーダーの取り付けに必要な工具類は下記の通りです。
- 内張りはがし
- 電工ペンチ
- ギボシ端子
- 配線分岐コネクター
- シリコンコイル
- コルゲートチューブ
- コードレール(画像なし)
ピラートリム、ルーフライニング、インストロメントパネルアンダーカバー等を外すために内張りはがしが必要です。

ドライブレコーダーの取り付け手順
- リバース連動機能は使用しないので、ケーブルユニットからリバース検出コードを切り離します。これだけでもケーブルを通すのが少し楽になります。なお、切断箇所にはギボシ端子を取り付けて再使用できるようにしました。
- ケーブルユニットを仮配置して、ケーブルを通す部分の内張りを剥がします。内張りの剥がし方は別途記事にしています。
ハイエースの断熱処理(2) 内張りの剥がし方 - ドライブレコーダー本体をルームミラーに取り付けます。フロントカメラを前方視界の妨げにならない場所に取り付けます。
- ドライブレコーダー本体にケーブルを接続して、ケーブルを助手席側のルーフライニングに通します。電源ケーブルとGPSアンテナ用ケーブルはAピラ沿いに下まで通します。リアカメラ用ケーブルはルーフ沿いにリアゲートまで通します。
- GPSアンテナをダッシュボードの上に取り付けます。コードはコードレールに通してフロントガラス際の隙間に押し込みます。
- リアカメラをリアウインドウの上側中央に取り付けます。
- リアカメラのコードをリアゲートのヒンジ付近でルーフライニングに通します。露出するコードをコルゲートチューブで保護します。
- 電源ケーブルに常時電源とアクセサリー電源を接続します。駐車監視用電源本体はインストロメントパネルアンダーカバーの中に隠しました。常時電源は助手席下のバッテリーから分岐しました。アクセサリー電源はシガーソケットの配線から分岐しました。
ドライブレコーダーの画像
荷室にバイクを積んだ状態でドライブレコーダーの電源をオンオフしてみました。
ドライブレコーダーの電源をオフにした状態では荷室に積んだバイクのせいで後ろがほとんど見えません。
ドライブレコーダーの電源をオンにすると後ろがよく見えるようになりました。
ただし、ドライブレコーダーの広角なデジタル画像は、通常のルームミラー(鏡)とは距離感が異なるので少々慣れが必要です。
まとめ
ハイエースにドライブレコーダーを取り付けました。ドライブレコーダーは万一の事故に対する備えとして有効です。私が購入したルームミラー型の製品は、荷室の荷物に後方の視界をさえぎられずに済むので、バイクを運ぶ時の運転が楽になりました。

