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バッテリー上がり時のジャンプスタート

2021/01/03

先日、ハイエースのバッテリーが上がってしまいました。そこで、ジャンプスタートに挑戦しました。

バッテリーの仕様

ハイエースのバッテリーの仕様については別途記事にしています。

メインバッテリー

⇒バッテリーの仕様

バッテリー上がりの発生

バッテリーを正しく取り扱っていても寿命が来れば始動性能を喪失して使えなくなります。今回、寿命を迎えたバッテリーはその数ヶ月前からエンジンの始動に心もとなさを感じるようになっていました。

バッテリー上がりの症状

ある日、出かけようとしてセキュリティのリモコンでドアロック解除操作をしたところアンサーバックはあるもののドアが開錠されませんでした。そこで、鍵を使ってドアロックを解除しました。鍵穴に鍵をさして開錠したのは新車で納車以来初めてのことです。

ドアを開けてみると、LED化したルームランプがかろうじて点灯するような状況でした。

フロントルームランプ(バッテリー上がり時)

乗車してイグニッションスイッチをONにしたところ、メーターが点灯しました。しかし、イグニッションスイッチをSTARTにしたところ、スターターはまったく反応せずにメーターが消灯、同時にセキュリティが電圧降下を検知して警報を発しました。バッテリーはドアロックアクチュエーターを駆動する力すら失っていましたので、エンジンを始動できるはずがありません。

AC充電器による緊急充電

まずは、AC充電器にバッテリー式のAC電源を接続して、急速充電モードでしばらく放置しました。

急速充電

エンジン発電機によるジャンプスタート

バッテリー残量が回復したところで、 AC充電器にエンジン発電機を接続して、セルスタートモードでジャンプスタートを試みました。

ジャンプスタート

すると、スターターは反応したものの、まったくクランキングできませんでした。一度バッテリー上がりを経験したバッテリーは始動性能を回復させるのは不可能なようです。しかし、残量は回復できたので、バッテリー交換までの間、セキュリティが電源を失って動作を停止する心配は無くなりました。

出先でのバッテリー上がりへの備え

バッテリーが寿命を迎えるのは自宅ばかりとは限りません。そこで、出先でのバッテリートラブルに備えて緊急用品を積んでいます。

緊急用品

ブースターケーブルによる緊急充電

ブースターケーブルがあれば、他の車とバッテリーをつないで、エンジンを始動することができます。

牽引ロープによる移動

牽引ローブがあれば、エンジンがかからない場合も、他の車に牽引してもらって移動することができます。ただし、エンジンが停止している状態では非常に運転しづらいので注意が必要です。エンジンが停止していると、パワーステアリングが作動しないためハンドルが重くなります。また、マスターバック(エンジン負圧を利用した踏力補助装置)が作動しないためブレーキの効きも悪くなります。

各種ロードサービスへの救援要請

JAFに加入していれば、15kmまで無料でレッカー移動してもらうことができます。さらに、私が加入している任意保険では、特約により無料レッカー距離が15km加算されて合計30kmになります。最近、ロードサービスが付帯する任意保険が増えていますが、それでもJAFに加入する価値はあると思います。任意保険のロードサービスは契約対象の車にしか適用されないのに対し、JAF会員のロードサービスは、加入者が同乗した車や借りた車にも適用されるからです。

リチウムイオンバッテリー式ジャンプスターターの導入

私は購入にいたっていませんが、最近はセルスタート機能を備えた携行用のリチウムイオンバッテリーが1万円弱で販売されています。懐中電灯を内蔵した製品もあって使い勝手が良さそうです。購入にあたっては、エンジンの排気量、形式(ガソリン、ディーゼル)に見合った始動性能を備えた製品を選ぶ必要があります。

バッテリーの交換

一度上がったバッテリーを使い続けるとオルタネーター(発電機)に負荷がかかります。オルタネーターが故障するとバッテリー交換よりも高額な修理費用が発生しますので、潔く買い替えた方が経済的です。ハイエースのバッテリーの交換方法については別途記事にしています。

バッテリーの取り付け

⇒ハイエースのバッテリー交換

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