ハイエースのATF交換
2019/10/25
車検のためにハイエースを入庫したところ、ATF漏れが見つかりました。
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ハイエースの車検
4ナンバー車(貨物車)は5ナンバー車(乗用車)よりも車検の有効期限が短く設定されています。これは、貨物車が乗用車よりもシビアなコンディションで使用されることを考慮したためと考えられます。4ナンバー車を新車で購入した場合、最初の車検は2年後ですが、2回目以降の車検は毎年受ける必要があります。
私は年間走行距離が5000km未満と少ないため、ユーザー車検を利用して維持費を節約しています。
しかし、ユーザー車検に通すための最小限の整備だけでは重大な故障を未然に防ぐことはできません。そこで、私は3年に1回の頻度で業者に車検を任せています。ハイエースの車検は今回で7回目ですが、うち4回はユーザー車検で通したので、業者に任せるのはこれで3回目です。
ATF漏れの発生
ハイエースを入庫した翌日、ATF漏れが見つかったとの連絡がありました。そこで、引き続き修理をしていただきました。もし、ATF漏れを起こしたままの状態でユーザー車検を受けていたら不適合と判定されて、別の日に出直すことになっていたに違いありません。ATF漏れ修理のようにATFの交換を伴う作業は、ATF中のスラッジ(金属粉)や作業に使用する軍手などに由来する微細な異物が故障を招く可能性があるためとても素人の手には負えません。今回、ユーザー車検ではなく業者に車検を任せたのは正解でした。
ATFの交換時期
車両に付属のメンテナンスノートにATFの推奨交換時期が記載されています。乗用車のATFは無交換が推奨されていますが、ハイエースのATFは走行40000kmごと、または2年ごとの交換が推奨されています。私のハイエースは走行40000kmには達していないものの、納車から8年経っています。しかし、私のハイエースはシビアなコンディションでは使用していないので無交換でも問題無いと考えて、まだ一度もATFを交換したことがありませんでした。
- 下記以外の全車(含むプロボックスバン、サクシードバン):無交換
- ラッシュ:走行100000kmごと
- 貨物車(除くプロボックスバン、サクシードバン):走行40000kmごと、または2年ごと
多走行車のATFを交換した場合、各部に固着していたスラッジ(金属粉)が新しいATFの洗浄効果によって再循環を始め故障の原因になると言われています。私のハイエースは多走行車になる前にATFを交換したので、固着する前にスラッジを除去することができました。
まとめ
車検でハイエースを入庫したところ、ATF漏れが見つかったため、ATFを交換しました。今回の車検費用は前回の入庫よりも5万円ほど高くなり予想外の手痛い出費となりました。とはいえ、ATFを無交換のまま乗り続けた場合よりは、トランスミッションの寿命が延びたはずなので、結果としてはオーライです。