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断線したフィルムアンテナの補修

2019/10/23

不覚にもフィルムアンテナを断線させてしまいました。そこで、熱線補修剤による補修に挑戦しました。

フィルムアンテナの損傷状況

断線したフィルムアンテナ

ハンドルからハンドルロックを外すときに誤ってフロントガラスにぶつけてしまいました。その結果、運転席側ループアンテナの左下を数ミリ欠損してしまいました。

熱線補修剤の仕様

わざわざフィルムアンテナを貼り替えたくないので、熱線補修剤で補修する方法を思いつきました。熱線補修剤は導電性の塗料です。アンテナを補修するための製品ではないので、アンテナのインピーダンス(抵抗)や感度に影響するかもしれませんが、欠損の長さが数ミリなので、使用にさしつかえるほど大きな変化は無いはずです。

  • メーカー:パーマテックス
  • 商品名:QUICK GRID
  • 用途:REAR WINDOW DEFOGGER REPAIR KIT (熱線補修剤)
  • 品番:PTX15067(現行品はPTX09117)
  • 容量:1.5ml
  • 付属品:筆、ステンシル
  • 購入店:インターネット通販
  • 購入年月:2010年4月
  • 購入価格(税込、送料別):2080円

フィルムアンテナ補修に必要な工具類

製品にはガラスをマスキングするためのステンシルが付属しています。しかし、ステンシルの幅がアンテナ線よりも太すぎるので、市販のマスキングテープを使用しました。
補修面に貼る透明保護フィルムは、100円ショッブで売られている吸盤補助シールで代用します。

  • 熱線補修剤
  • カッター
  • ニッパー
  • はさみ
  • 定規
  • テスター
  • マスキングテープ
  • 透明保護フィルム
フィルムアンテナの補修に必要な工具類

導通を確認するためにテスターが必要です。

フィルムアンテナ補修の手順

  1. フィルムアンテナの欠損部をカッターやニッパーで除去します。
    フィルムアンテナ補修(フィルム剥離)
  2. 補修部をマスキングします。
    フィルムアンテナ補修(マスキングテープ貼り付け)
  3. 熱線補修剤を塗布します。
    乾燥するまで待って重ね塗りを数回繰り返します。
    フィルムアンテナ補修(熱線補修剤塗布)
  4. マスキングテープを剥がします。
    この際、テープと一緒に熱線補修剤が剥がれないように定規をあてがいます。
  5. テスターで導通を確認します。
  6. 導通がOKなら、透明保護フィルムを貼って作業完了です。

補修失敗

私の技術が未熟なのか、補修は失敗に終わりました。

外観不良

補修後のフィルムアンテナ

フロントガラスは目につきやすい場所なのに、綺麗に仕上げることができませんでした。

導通不良

フィルムアンテナ補修(導通確認)

アンテナ線が非常に薄くて細いため、導通を回復させることができませんでした。

導通を確実に回復させるためには見た目を気にせずたっぷりと塗る必要がありそうです。

まとめ

フィルムアンテナを断線させてしまったため、熱線補修剤での補修に挑戦しました。しかし、導通を回復させることはできませんでした。結局、断線したフィルムアンテナは貼り替えることにしました。

フィルムアンテナ取り付け(アンテナの貼り付け)

⇒フィルムアンテナの貼り替え

バラ売りされているフィルムアンテナの価格は熱線補修剤と大差ありません。貼り替えの手間を惜しんだためにかえって余計な出費をしてしまいました。残った熱線補修剤は保管しておいて、万一、リアウインドウの熱線が断線した場合に使いたいと思います。

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